メディア掲載
カンブリア宮殿で紹介された木村石鹸のこと
木村石鹸のことを改めて公式の情報としてまとめました
2026年5月14日(木)、テレビ東京「日経スペシャル カンブリア宮殿」で木村石鹸をご紹介いただきました。
番組タイトルは「小さな石けんメーカー 常識を覆す"おおらかな"経営術」。創業100年を超える大阪・八尾市の老舗メーカーが、なぜ今、ファンを増やし続けているのか。というテーマで一時間放送いただきました。
本記事では、番組で紹介された内容と木村石鹸のブランドストーリーを、公式の情報としてまとめています。番組を見て気になった方も、はじめて木村石鹸を知った方も、ぜひ最後までお読みください!
木村石鹸とは

一言で言うと(100字)
大阪・八尾市発、1924年創業の石鹸メーカー。職人が五感で焚き上げる釜焚き製法を100年守り続け、SOMALI・12/JU-NI・C SERIESなど"正直なものづくり"のブランドを展開しています。
もう少し詳しく(300字)
木村石鹸工業は大正13年(1924年)創業、大阪府八尾市の老舗石鹸メーカーです。
創業以来受け継いできた「釜焚き製法」を今も職人が守り続け、石けん成分を一からつくる、国内でも稀少なメーカーとして2024年100周年を迎えました。
長年にわたってOEM(受託製造)を主軸としてきましたが、4代目社長・木村祥一郎が2013年に入社後、自社ブランド「SOMALI(そまり)」を皮切りに、「C SERIES」「12/JU-NI(ジューニ)」など自社ブランドを次々と立ち上げました。
そして2025年7月には、社会・環境への取り組みを国際的に認証する「B Corp™︎」を取得しました。
深く知りたい方へ(800字)
木村石鹸工業株式会社は、大阪府八尾市に本社を置く1924年(大正13年)創業の石鹸メーカーです。釜焚き製法で石けん成分を一からつくる、国内でも稀少なメーカーとして、2024年に創業100周年を迎えました。
「釜焚き製法」とは、古来からある伝統的な石鹸製造技術です。専用の大きな釜に原料を入れ、職人が一日張り付いて石鹸の出来具合を確かめながら製造します。油脂の種類・気温・湿度によって微妙な調整が必要で、毎回職人の経験と勘が問われます。時間もコストもかかる、ある意味「非効率」な製法ですが、木村石鹸はこれを今も守り続けています。
長年は生協やカタログ通販向けのOEM(受託製造)を主軸としてきました。品質基準の厳しいブランドでの20年以上の実績が、木村石鹸の技術の土台となっています。
転機は、4代目社長・木村祥一郎の入社です。2013年に家業へ戻った祥一郎は、2015年に自社初のブランド「SOMALI(そまり)」を立ち上げました。良質なヤシ油から作る純石鹸を使い、合成香料・石油由来界面活性剤を使わないハウス&ボディケアブランドは、素材へのこだわりを持つ生活者から支持を集めています。その後、かゆいところに手が届くニッチなお掃除用洗剤「C SERIES」(2017年)、5年の開発期間を経た本格ヘアケア「12/JU-NI(ジューニ)」(2020年)、枠練りコールドプロセス製法による「木村石鹸の木村石鹸」(2025年)と、ブランドラインナップを広げてきました。
2025年7月には、国際認証「B Corp™(ビーコープ)」を取得しました。社会・環境・従業員・地域コミュニティへの配慮を高い水準で実践する企業として、第三者機関による厳格な審査を経て認められた証です。
創業1924年からの歩み
年 | できごと |
1924年 | 木村熊治郎(くまじろう)が木村石鹸製造所として創業。 固形洗濯石鹸・化粧石鹸の製造からスタート |
1944年 | 太平洋戦争勃発により、廃業 |
1954年 | 2代目木村金太郎(かねたろう)が木村石鹸工業の屋号で操業再開。 銭湯向け洗浄剤・業務用洗剤で事業を拡大 |
1976年 | 3代目社長・木村幸夫(ゆきお)が法人化。家庭用製品・生協向けOEMに本格参入 |
2013年 | 木村祥一郎(しょういちろう)が入社 |
2015年 | 自社初ブランド「SOMALI(そまり)」立ち上げ |
2016年 | 4代目木村祥一郎が代表取締役社長に就任 |
2017年 | 洗浄剤シリーズ「Cシリーズ」発売 |
2020年 | ヘアケアブランド「12/JU-NI(ジューニ)」発売 三重県伊賀市にIGA STUDIO PROJECT(新工場)設立。 |
2024年 | 創業100周年。 「asuno(あすの)」発売 |
2025年 | 「木村石鹸の木村石鹸」発売 国際認証「B Corp™︎」取得 |
初代:木村熊次郎
12歳で家を飛び出し歯ブラシ屋に奉公、18歳で独立して従業員70人・輸出比率90%の会社を築いた熊治郎。ところがある日、銭湯で「石鹸は油でできている」と聞き、汚れを落とすものが油でできているという矛盾に深く感動!
石鹸工場で釜焚きの現場を見て即座に「石鹸屋になる」と決め、歯ブラシ製造所を畳みました。1年間見習いとして釜焚き製法を学び、1924年(大正13年)に木村石鹸製造所を創業。固形洗濯石鹸や、振袖石鹸を製造。
太平洋戦争による原料不足で1944年に一度木村石鹸製造所は廃業しました。
2代目:木村金太郎(かねたろう)
他社で働いていた金太郎は、事実上の肩叩きにあい即日退職。2カ月間火鉢の前で考え続けた末に「よっしゃ!石鹸屋やったる!」と宣言し、1954年に再創業しました。当時中学生だった息子・幸夫(のちの3代目)と二人でドラム缶の釜から石鹸を焚き始めます。
3代目:木村幸夫(ゆきお)
幸夫が本格的に会社を引き継いでからは、銭湯向けの業務用洗剤「エアポール」を開発してヒットを飛ばします。銭湯の数が減り始めると、素早く家庭用にリブランディング。今の「Cシリーズ」につながる商品群はこのころの技術の積み重ねです。
社員と一緒につくった社訓、親孝行月間など「人を大事にする会社」の文化もこの時代に根づきました。
4代目:木村祥一郎(しょういちろう)
「継ぎたくて戻ったわけじゃなかった」と語る祥一郎が2013年に入社したとき、売上の70%を2社に依存し、社内には「言ったもん負け」の空気が漂っていました。稟議書の廃止、失敗を笑い話にする文化の醸成、自己申告型給与制度の導入と、組織を根っこから変えながら自社ブランドへの転換を進め、創業100周年の2024年には三重県伊賀市に新工場を設立。2025年7月にB Corp認証を取得しました。
番組で放送された主要ブランド
SOMALI(そまり) 2015年〜
チョコレートの原料にも使われる良質なヤシ油から作る、こだわりの純石鹸を使ったハウス&ボディケアブランド。
ハウスケアもボディ用と同基準の厳選した素材を使用。小さなお子さまのいるご家庭や、手肌の繊細な方、人工の香りが苦手な方へ。防腐剤にまで徹底的にこだわり抜いた心地よさをお試しください。石油由来界面活性剤、合成香料、合成着色料、石油由来防腐剤、旧表示指定成分不使用。生分解性に優れる石鹸だからこそのやさしさと、釜焚き石鹸職人のこだわりを感じていただけます。
▼番組で紹介されていた商品はこちら
SOMALIのハンド用液体石鹸とクリーナーはご愛用者さまのご自宅で使用されているものとしてご紹介いただきました!
C SERIES(Cシリーズ)2017年~
職人のものづくりの気概や誇りを高い品質に変えてお届けする、かゆいところに手が届くニッチな洗浄剤シリーズ。木村石鹸の"人に喜ばれるものづくり"の原点です。特に人気の「お風呂まるごと洗浄剤」「風呂床の洗浄剤」などの浴室用洗剤は、銭湯向けの業務用ヒット商品を家庭用に改良したもの。人や環境への優しさと、確かな洗浄力を兼ね備えた人気商品です。日常づかいしやすくインテリアを邪魔しない佇まいにもこだわって、様々な用途向けにラインナップを揃えました。
12/JU-NI(ジューニ)2020年~
老舗メーカーの職人技術とものづくりへのこだわりで実現した“正直な処方”でつくるヘアケアブランド。職人の技術とこだわりの詰まったクラフトシャンプーです。雰囲気やイメージではなく、「本当に髪と肌に良いもの」にこだわって5年の歳月をかけて作り上げました。大量生産に伴う制約や業界の慣習にとらわれず、日々自由な環境で研究開発を重ね、釜焚き職人の技術を応用することで実現した繊細なレシピで製造しています。ものづくりへのこだわりを重ねる、小さな老舗町工場だからこそできた、私たちの渾身作です。
▼番組で紹介されていた商品はこちら
単身沖縄へわたった多胡が、5年かけて作った渾身のシャンプー&コンディショナー。
金髪の方でもしっかりとまとまるように、ということを目標に作ったプロダクトなのでくせ毛・うねり毛などが気になっている方は一度使ってみてください。
木村石鹸の木村石鹸(固形石鹸) 2025年~
創業100年を迎える木村石鹸が、あらためて向き合った“石鹸屋の原点”。
「木村石鹸の木村石鹸」は、コールドプロセス製法でじっくり時間をかけてつくり上げた、手仕事の固形石鹸です。主な原料は石けん素地と精油のみ。合成界面活性剤や防腐剤は使わず、肌に不要なものはできる限り省きました。保湿成分であるグリセリンを豊富に含み、泡切れがよくつっぱりにくい、しっとりとした洗い心地を実現。ラベンダー・イランイラン・ゼラニウムをブレンドした、上品で落ち着いた香りがやさしく香ります。年齢や性別を問わず、毎日の洗顔にお使いいただけるシンプルで奥深い石鹸です。
▼番組で紹介されていた商品はこちら
カンブリア宮殿では、製造工程をほとんどすべて撮影していただきました。
その日の温度・湿度・季節によって、出来上がりの時間が変わるため、職人の勘や経験がそのまま完成の品質に直結するような様子が放送されてました!
HASHUKA(ハシューカ) 2026年~
木村石鹸が初めて踏み出した、スキンケアの領域。
葉(HA)・種(SHU)・花(KA)をイメージした造語が示す通り、植物のたくましい生命力を土台に、肌を「耕す」ことをコンセプトに据えたブランドです。掃除や洗濯と同じように、うまくできない日があっても続いていく。そんな"日々のケア"に寄り添い、肌を整え直すためのシンプルなスキンケアを提案します。
乾燥・紫外線・摩擦、日々バランスを崩しながらも回復しようとする肌に対して、やさしく受け止め、うるおいを抱え込みやすい状態へと整える。
角層と同じラメラ構造を再現した処方で、水分と油分のバランスを整え、もっちりとなめらかな肌へ導きます。「完璧なケア」より「続けられるケア」を。肌の土壌を、毎日少しずつ健やかに耕したい方へ。
▼番組で紹介されていた商品はこちら
「沖縄の植物の原料をつかったスキンケアを開発したい」という想いから、多胡が沖縄へ行くきっかけになったプロダクト。沖縄のたくましい植物のエキスを使った、肌を耕すようなスキンケアです。
自社ブランド商品誕生への物語

木村石鹸はかつて、売上の70%を2社のOEMに依存していました。価格競争の中では、手間のかかる釜焚き製法はむしろコスト面でのネガティブ要素でした。
転機は2013年、木村祥一郎が家業に戻ったことです。社員との面談でまず言われたのは「この会社は、言ったもん負けです」という言葉でした。新しい取り組みに挑戦しても失敗したら怒られる。そういう空気が染みついていました。
そこから10年かけて変えていったのは、「稟議書をなくす」「責任の定義を変える」「失敗してもいい文化をつくる」という地道な取り組みでした。
OEMも大切にしながらの自社ブランドへの転換は、リスクヘッジであると同時に、選択肢を手にすることでもありました。そうすることで、社員が自分で考えて動ける組織になっていく。その信念が、SOMALIから始まる自社ブランドの歩みの根底にあります。
12/JU-NIが生まれたのも、「誰かに頼まれたわけでもなく、社員の一人が勝手に作って持ってきた」ことがきっかけでした。今では自社ブランド売上の約7割を占める商品が、こうして生まれました。
木村祥一郎の経営哲学
木村祥一郎プロフィール
1972年生まれ。1995年大学時代の仲間数名とITベンチャー企業を起ち上げる。以来18年間、商品開発やマーケティングなどを担当。2013年6月家業である木村石鹸工業株式会社へ。2016年9月、4代目社長に就任。石鹸を現代的にデザインした自社ブランド商品を展開。OEM中心の事業モデルから、自社ブランド事業への転換を図る。
自己申告型給与制度 - 評価制度を辞めた理由
「人が人を評価するなんて、相当おこがましい話です。完璧な評価は不可能だと思っている」
そう考えた木村は、従来の評価制度を廃止しました。代わりに2019年から導入したのが「自己申告型給与制度」です。
社員自身が、次の年でどんな貢献をするかを会社に提案し、その貢献にふさわしいと思う給与額を申告する。会社は「投資家」として、その提案に投資するかどうかを検討する。「結果への評価」ではなく「未来への投資」という考え方です。
カンブリア宮殿でも、「自己申告型給与制度」を取り上げていただき、スタッフへのインタビューの様子が放送されました。
東洋経済オンライン:木村石鹸「自己申告型給与制」に込めた会社の願い 「being(ありのまま)の価値」も評価したい
▼木村祥一郎の書籍「ちいさな会社のおおらかな経営」
https://www.kimurasoap.live/products/book-1
木村の経営への考え方や、自己申告型給与制度についてなどが書かれた「ちいさな会社のおおらかな経営」。
もし木村石鹸のことを、もっと知りたいと思ってくださった方がいましたらぜひお手にとっていただけると嬉しいです。
B Corp認証とサステナビリティへの取り組み
2025年7月、木村石鹸は国際認証「B Corp(ビーコープ)」を取得しました。
B Corpとは何か
B Corpとは、社会・環境・従業員・地域コミュニティ・顧客への影響を包括的に評価し、高い水準を満たした企業だけに与えられる国際認証です。アメリカの非営利団体「B Lab」が運営し、世界100カ国以上、10,000社以上が認証を取得しています(2025年時点)。営利企業でありながら「社会にとって良い会社」であることを、第三者が厳格に審査・認証する仕組みで、日本では78社が取得しています(2025年時点)。
審査は「ガバナンス」「従業員」「コミュニティ」「環境」「顧客」の5分野にわたり、200点満点中80点以上を取得した企業のみが認証されます。書類審査だけでなく、実際の経営実態や証拠書類の提出が求められる、厳しい審査です。
なぜ木村石鹸はB Corpを目指したのか
木村石鹸がB Corpの取得を目指すようになったのは、自社ブランドへの転換が進むなかで「自分たちが大切にしてきたことを、外から客観的に評価してもらいたい」という思いが高まったからです。
釜焚き製法を守り続けること、素材に正直であること、社員が幸せに働ける職場をつくること。
これらは創業以来受け継がれてきた姿勢ですが、それが「国際的な基準で見ても、ちゃんとした会社である」と言えるかどうかを確かめたかった。B Corpはその問いへの答えでもありました。
認証取得の意味
B Corp認証は「ゴール」ではなく、「現在地の確認」です。認証を維持するためには定期的な再審査があり、継続的に基準を満たし続けることが求められます。
木村石鹸にとってこの認証は、お客様への約束であると同時に、一緒に働く社員への約束でもあります。
「この会社は、ちゃんとした基準で社会と向き合っている」
そのことを、言葉だけでなく第三者の審査という形で示し続けていきたいと考えています。
その他の放送された取り組み
ちょっとレター

オンラインショップでご購入いただいたかたに「ちょっとレター」を、一緒にお届けさせていただいています。
ちょっとレターは木村石鹸のスタッフがそれぞれコラムを担当し、手書きでメッセージを書き、それを集めて一つのお手紙にしているのですが、その様子も撮影いただきました。
外部メディア・受賞歴
日本が誇る「小さな大企業」を選ぶForbesJAPAN 「SMALL GIANTS AWARD 2019」にて、「ローカルヒーロー賞」を受賞
LDK the Beauty:ヘアケア特集にて「12/JU-NI」最高評価A+ベストバイを獲得
Forbes JAPAN:人を信じる経営 https://forbesjapan.com/articles/detail/43431
Forbes JAPAN:BCorpの取り組み https://forbesjapan.com/articles/detail/95283
日経ビジネス:自己申告型給与制度について https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00636/033100083/
関西テレビ「よ~いドン!」:木村祥一郎を「石鹸プロデューサー」として特集:https://www.kimurasoap.live/a/c/journal/l/media/yo-idon2024
テレビ東京「カンブリア宮殿」(2026年5月14日放送): https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/cambria
木村石鹸とつながる
公式サイト https://www.kimurasoap.live
Instagram @kimurasoap
X(旧Twitter) @kimurasoap
放送をご覧いただいた方、ありがとうございました!
まだご覧いただいていない方はテレ東BIZで見逃し配信があるそうですので、ぜひご覧ください!
テレ東BIZ:https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/cambria
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